(一社)農業食料工学会 農業機械部会・IT・
メカトロニクス部会合同シンポジウム
農業機械のデータ連携の将来像を考える
開催要領
趣旨:
農林水産省では、「2025年に、農業の担い手のほぼ全てがデータを活用した農業を実践する」を政策目標に掲げる一方、データを活用した農業を行っている経営体数は18万3千経営体、農業経営体全体に占める割合は17.0%にとどまっています(2020年農林業センサス)。他方、50ha以上の経営体に限るとデータを活用した農業を行っている経営体は6割を占めており、データの利活用は大規模化・省力化を進めるために欠かせないツールであることも読み取れます。
2025年、さらにその先の日本農業でデータ活用の未来はどのような姿になるのか?そしてその時、農業機械のデータはどう活用されていくのか?関係者が一丸となってその将来像を考えるべき時期です。
そこで本シンポジウムでは、農業データの利活用に関する国内の先端的な取組、海外の状況、さらに異業種における機械データ活用等について有識者よりご講演をいただき、パネルディスカッションにて日本農業のデータ連携の将来像について討論します。学会員・非会員を問わず参加費無料で聴講可能です。ぜひご参加ください。
- 日時:2022年10月24日(月) 13:00~
- 会場:農研機構 農業機械研究部門 はなの木ホール
(埼玉県さいたま市北区日進町1丁目40番地2) - 開催方法:対面とオンラインのハイブリッド開催
- 主催:一般社団法人農業食料工学会
- 定員:会場参加者は80名、リモート参加者は500名
- 参加費:無料
- 参加申込方法:参加申込フォームに必要情報を記入し、ご登録ください。
- 基調講演
- 海外でのデータ利用の現状と課題、国内でのデータ活用の論点 (株)農林中金総合研究所 調査第一部 主任研究員 小田志保
- 話題提供
- 全農におけるスマート農業の取り組み-Z-GIS・ザルビオフィールドマネージャーの紹介 全国農業協同組合連合会 耕種総合対策部 スマート農業推進課 課長代理 岡本雅至
- 2.5万人が使う農業日誌アプリ AGRIHUBが考える農業データ連携の未来
株式会社Agrihub 代表取締役 伊藤彰一 - 農作業を中心とした世界のデータ連携・標準化の動向
有限責任監査法人トーマツ 農林水産ビジネス推進 マネージングディレクター
林 剛史 - 建設機械の自動自律化推進に向けた制御信号の共通化や自律施工技術基盤 国立研究開発法人土木研究所 先端技術チーム 専門研究員 遠藤大輔
- 施工時におけるデータ連携(API連携)に関する取組 国土技術政策総合研究所 社会資本施工高度化研究室 主任研究官 大槻 崇
- パネルディスカッション
- 農業機械のデータ連携の将来像
モデレータ 鳥取大学農学部生命環境農学科 准教授 森本 英嗣